ロタウイルスワクチン

ロタウイルスワクチン予防接種について

ロタウイルスワクチンロタウイルスワクチンは、生後6週目から24週目の赤ちゃんに2回接種するものと、生後32週までに3回接種するものと2種類あります。当院では効果などを考慮して3回接種のものを採用しています。1回目は早めの接種(生後2か月)をお勧めしています。お口から飲む予防接種です。現在のところ任意接種で、公的補助はありません。(2020年8月1日生まれ以降で10月1日から公費負担になりました。)ロタウイルスによる胃腸炎は下痢をするだけではなく時に重度のけいれんを繰り返して後遺症を残したり、死亡することもあります。
ワクチン接種により重症化率をかなり下げることができ、大きな副作用も少なくお勧めしたいワクチンです。

ロタウイルスワクチンの接種時期

ロタウイルスワクチンは、効果をより確かなものとするため、また副反応である腸重積症のリスクを抑えるため、生後14週6日までに1回目の接種を受けられることをおすすめしております。

副反応(副作用)について

もっとも注意すべき副反応として、腸重積が挙げられます。腸が部分的に近くの腸内へとはまってしまう、緊急性のある病気です。接種後の特に2日間、その後も4週間は初期症状(腹痛・嘔吐・吐血・不機嫌)の有無に注意していきます。
保護者様にも事前に説明させていただき、ご納得いただいた上で、接種へと進みます。

ロタウイルスワクチンが受けられない人

以下に該当する方は、ロタウイルスワクチンの接種を受けられません。

  • 接種直前に明らかな発熱がある方
  • 明らかに重篤な急性疾患にかかっている方
  • ロタウイルスワクチンに含まれる成分によってアナフィラキシーを起こしたことのある方
  • 重症複合型免疫不全のある方
  • メッケル憩室などの先天性消化管障害があり、未治療の方
  • 腸重積症の既往歴がある方
  • その他、ワクチン接種が不適当と医師が判断した方

 

また、以下に該当する方は、接種にあたり十分な注意が必要となります。

  • 心臓、血管、肝臓、腎臓、血液などに持病がある方またはその発育に障害がある方
  • 過去に受けた予防接種で接種後2日以内の発熱、全身性の発疹などが見られた方
  • けいれんの既往歴がある方
  • 免疫抑制をきたす治療を受けている方
  • 先天性免疫不全の病気を持つ近親者がある方
  • ロタウイルスワクチンに含まれる成分によってアレルギー反応を起こす可能性のある方
  • 胃腸障害のある乳児

ロタウイルスワクチンは他のワクチンとの同時接種を強くおすすめします

ロタワクチンは、生ワクチンに分類されます。そのため、接種後4週間は、他の予防接種を受けることができません。
ロタウイルスワクチンを接種する前後は、他にも接種すべき予防接種がございますので、特別な理由がない限り、他のワクチンとの同時接種をおすすめします。なお、同時接種によってワクチンの効果が薄れるようなことはございませんので、ご安心ください。

ロタウイルスワクチン予防接種の費用について

種類 費用
ロタテック(3回接種) 1回8,000円
3回接種で24,000円

ロタウイルス感染症について

ロタウイルスに感染するとどうなるの?

感染後、2日ほどの潜伏期間を経て、嘔吐・下痢の症状が強く現れ、4~5日続きます。中でも特徴的な症状として、白い下痢便が挙げられます。下痢が続くとすぐに脱水症状になってしまいます。
また、30~50%の症例で発熱を伴います。

ロタウイルスは5歳未満の胃腸炎で最大の原因

ロタウイルスは、5歳未満の乳幼児において、胃腸炎の原因としてもっとも多く確認されるウイルスです。ノロウイルス、アデノウイルスよりも頻繁に胃腸炎を発症させます。

ロタウイルス性胃腸炎の怖さ

ノロウイルス、アデノウイルスと比べても、感染・発症後の重症化リスクが高いのがロタウイルスです。
嘔吐・下痢の症状が強く現れるため、容易に脱水症状に至ります。体力の低下している小さな子どもに水を飲ませるのは簡単ではありません。
発症例のうち、実に10%が、脱水症状などによって重症化している現状があります。当然、緊急入院などの必要性が生じます。

ロタウイルスの胃腸炎以外の症状

ロタウイルスへの感染によって、脳炎・脳症を起こすことがあります。またこれらは、必ずしも嘔吐・下痢が強く現れているケースで起こるとは限りません。
その他、意識障害、けいれんなどの症状を伴うことがあり、そのうちの約40%に麻痺等の後遺症が見られます。

感染経路と治療法

ロタウイルスは、非常に感染力の強いウイルスです。
ロタウイルスの付着した飲食物を口にしたり、嘔吐・下痢の後始末をした際などに感染します。食事前の手洗い、嘔吐・下痢の後始末の後の手洗いや消毒などで、予防に取り組みましょう。
なお、ロタウイルスによる胃腸炎に対する治療法は、現在のところ確立されていません。なおのこと、日々の予防が大切になります。

ロタウイルスQ&A

ロタウイルスへの感染予防、拡大防止のためには、どうすればいいでしょうか?

おむつを替えた後の手洗いの徹底、嘔吐下痢をしているときの処理は次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター、ブリーチなど)で拭き取るのが有効です。(アルコールではウイルスは死滅しません。)

ノロウイルスと比べると、あまり耳にする機会がありませんが、国内でのロタウイルスによる胃腸炎はどれくらい発生しているのでしょうか?

準備中

ロタウイルスに感染して、命を落としてしまうこともあるのでしょうか?

はい。毎年日本国内亡くなる子どもが発生しています。

ロタウイルス感染症の診断のためには、どんな検査が行われますか?

便をとって検査することもできますが、便の色と症状で診断することもあります。ロタウイルスの特効薬はありませんので、確定診断をする必要性は少ないです。

衛生環境の良くない海外に行くときも、ロタウイルスに注意すべきなのでしょうか?

衛生環境は関係ないと考えます。

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