神戸を初め、全国各地で百日咳が流行しています
当院でも咳が長く続いて来院される方が多く見られます。
1,百日咳とは:
兵庫県のWEBページ
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/05hyakunitiseki.html
MYメディカルクリニック様のWEBページ
https://mymc.jp/clinicblog/211939/
・園・学校の出席停止が必要
・感染症法により医師による届出が必要
2,何が問題なの?
・赤ちゃんがかかると重症化しやすい。命に関わることがある
・乳児期にした予防接種の効果が、6歳頃から徐々になくなってくる
・予防接種しているこどもや大人がかかっても咳があまりひどくないことがあり感染に気付かず、知らない間に他人に移していることがある
・百日咳のワクチンが手に入りにくくなっている
3,どう対策したらいいの?
・予防接種
※生後2ヶ月になったらできるだけ早く5種混合ワクチンをしましょう
※年長さんになったら、任意接種で3種混合ワクチンをおすすめします
※小6の時に、2種混合(DTワクチン)の代わりに、任意接種で3種混合ワクチンを接種する
※特に小さな赤ちゃんがいるご家庭は注意してください
※妊婦さんに3種混合ワクチンを接種して、赤ちゃんを守る
注意:3種混合ワクチンは電話での予約となっております。当院までお電話で問い合わせください。
最近百日咳のワクチンが手に入りにくくなっていますので、お早めにお電話ください。
・治療
※かかってしまったら抗生物質の内服。ただし、早い時期に内服しないと効果がありません
※最近、抗生物質の効きが悪い耐性菌が流行しています
とにかく、咳がちょっと変だなと思ったら早めに小児科に受診してください